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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
自分の背後で黙ってしまった咲姫に、悠眞の口調に不快なものが混じる。
「何に謝ってんだよ。なんでもない事で謝ってくんなって言ったろ」
「…だって怒らせた。ってか、怒ってる」
「は?俺が?何にだよ?別に何にも怒ってない」
意味が分からず。
悠眞の言葉の端々が刺々しくなる。
「…似てる顔だからって理由だけで、悠聖と間違えそうになったし。その傷の事も…きっと嫌な事を思い出させてしまった」
「そんな事くらいでいちいち怒るかよ。くだらない」
咲姫がおっかなびっくり告げれば、悠眞は呆れた。
「『おんなじ顔だね』って、ガキの頃から散々言われ慣れてる。お前の一回を入れたところで、今更痛くも痒くもなんでもない」
「…」
「傷の事は…まあ、確かに好きで作ったものではないけど。別に嫌な思い出かって言われると、そうでもない。少なくともガキの頃は、俺にとっては勲章みたいなもんだったし」
「くんしょう…?」
「あいつよりも早くジャングルジムを上りきった、その勝利の勲章だ」
首を傾げた咲姫に、悠眞の喉が鳴った。
「何に謝ってんだよ。なんでもない事で謝ってくんなって言ったろ」
「…だって怒らせた。ってか、怒ってる」
「は?俺が?何にだよ?別に何にも怒ってない」
意味が分からず。
悠眞の言葉の端々が刺々しくなる。
「…似てる顔だからって理由だけで、悠聖と間違えそうになったし。その傷の事も…きっと嫌な事を思い出させてしまった」
「そんな事くらいでいちいち怒るかよ。くだらない」
咲姫がおっかなびっくり告げれば、悠眞は呆れた。
「『おんなじ顔だね』って、ガキの頃から散々言われ慣れてる。お前の一回を入れたところで、今更痛くも痒くもなんでもない」
「…」
「傷の事は…まあ、確かに好きで作ったものではないけど。別に嫌な思い出かって言われると、そうでもない。少なくともガキの頃は、俺にとっては勲章みたいなもんだったし」
「くんしょう…?」
「あいつよりも早くジャングルジムを上りきった、その勝利の勲章だ」
首を傾げた咲姫に、悠眞の喉が鳴った。

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