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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
「悠聖も…悠眞も実は優しいよね。普段は滅茶苦茶、意地が悪いくせに」
「後半は余計だ。褒め言葉になってない」
「…だってほんとに意地悪じゃん」
「最早全然褒めてない」
言い捨てられたが、その顔は怒っていなかった。
笑い声を漏らしかけた咲姫に、悠眞の声が重なった。
「…けど、たまに考えなくもない」
「悠眞?」
「あの時、お前はほんとに助けられたのかなって。無事だったって言えるのかなって」
-堂々巡りする時がある。
抑揚のない呟きに、咲姫はミラーの中の悠眞を垣間見る。
「…なんて。十三年前の事を今更だけどな」
仕方ない事を口走ってしまった-自分を恥じ入るような悠眞の嗤いに、咲姫は言いようのない不安を覚える。
「後半は余計だ。褒め言葉になってない」
「…だってほんとに意地悪じゃん」
「最早全然褒めてない」
言い捨てられたが、その顔は怒っていなかった。
笑い声を漏らしかけた咲姫に、悠眞の声が重なった。
「…けど、たまに考えなくもない」
「悠眞?」
「あの時、お前はほんとに助けられたのかなって。無事だったって言えるのかなって」
-堂々巡りする時がある。
抑揚のない呟きに、咲姫はミラーの中の悠眞を垣間見る。
「…なんて。十三年前の事を今更だけどな」
仕方ない事を口走ってしまった-自分を恥じ入るような悠眞の嗤いに、咲姫は言いようのない不安を覚える。

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