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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
「この傷痕はね、悠聖が私を助けてくれた証。命を懸けて私を守ってくれた、悠聖の勇気の印。私の誇り-」
-だから私はほんとに大丈夫なんだよ、悠眞。
気休めでも、強がりでもない咲姫のそれに、悠眞は小さく頷いた。
「普段の言動見てても、そんな昔の事なんてとっくに吹っ切れてるのは分かってた。弱音吐いたのも聞いた事ないし、いつ会っても隠すどころか、超ミニのスカートやパンツ履きまくってるし。水着になる事にもなんの躊躇もない。お前の中でとうに消化されてるんだろうなって、頭では分かってるんだよ、ちゃんと。…でも、ついな」
-いつも悪いな、俺のせいで忘れた事を思い出させてしまって。
自嘲気味な悠眞に、咲姫は急いで首を振る。
「ううん。いつも、いつも、嬉しいよ。ただちょっと、過保護過ぎなところはあるかな?」
咲姫が冗談交じりに言えば、悠眞が声を立てて笑った。
「確かにな。お前の事になると、俺も悠聖もふたりして必要以上に心配してるかもな」
「『かも』じゃなくて『そう』なんだってば」
「『そう』か」
「うん」
「『そう』なのは認めるけどさ。だけど今俺が訊いたのは、お前が不安な事を言ってくるからだ」
-だから私はほんとに大丈夫なんだよ、悠眞。
気休めでも、強がりでもない咲姫のそれに、悠眞は小さく頷いた。
「普段の言動見てても、そんな昔の事なんてとっくに吹っ切れてるのは分かってた。弱音吐いたのも聞いた事ないし、いつ会っても隠すどころか、超ミニのスカートやパンツ履きまくってるし。水着になる事にもなんの躊躇もない。お前の中でとうに消化されてるんだろうなって、頭では分かってるんだよ、ちゃんと。…でも、ついな」
-いつも悪いな、俺のせいで忘れた事を思い出させてしまって。
自嘲気味な悠眞に、咲姫は急いで首を振る。
「ううん。いつも、いつも、嬉しいよ。ただちょっと、過保護過ぎなところはあるかな?」
咲姫が冗談交じりに言えば、悠眞が声を立てて笑った。
「確かにな。お前の事になると、俺も悠聖もふたりして必要以上に心配してるかもな」
「『かも』じゃなくて『そう』なんだってば」
「『そう』か」
「うん」
「『そう』なのは認めるけどさ。だけど今俺が訊いたのは、お前が不安な事を言ってくるからだ」

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