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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
やっぱり、どうしたって対等な立場にはなり得ない。
改めて、それを実感する。
成人して。
お化粧して。
お酒を飲んで。
そうやって背伸びをしたって、埋められない。
この大きな年の差はどうしたって。
十三年の恋も、だから失った。
それが全てではないけれど、それも絶対含まれていた。
ふたりにとって、自分は何でもないけど。
何でもないのに、いつもこうやって気にかけてくれるけど。
ふたりとって何歳になろうが、やっぱり自分は子供のままで。
十分ありがたいと思いつつ、その扱いに不満を覚える自分もいる。
短いスカートを注意して履けと気遣ってくれた。
でもそれは自分をおとなの女として見たからではなく、見守りの気持ちから。
どんな思いからでもいいではないかと思うのに、心の底では納得してない自分。
色んな気持ちが交差し、いつの間にか咲姫は眉間に皺を寄せていた。
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