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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
「もっと沢山食べろ…って、既に俺よりも食ってるか。それでほんとなんで、全然太らないんだよ」
振り返った悠眞にからかわれる。
「どうかしたら、簡単に折れそうなくらいの腰だった。咄嗟に力入れて抱いたから、内心肝を冷やしてた」
-お前を壊してしまったんじゃないかって。
笑われ、咲姫はもう真っ赤だった。
あの雨の日。
よろめいた自分を抱き締めてくれた。
力強いその腕で。
『またそういういやらしい事言わないで』-怒ってやりたかったのに、出来なかった。
恥ずかしさに染まる咲姫が何も言えずにいると、悠眞から再び話しかけてきた。
「なあ」
「…なに?」
咲姫がようやくどうにか返事をすれば、笑いを収めた顔で彼は言った。
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