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おじさまと咲姫
第41章 吃驚
「ごめん、円城寺。変な事言ってしまった。忘れて」
それでも面を上げてくれない咲姫に、今度は昴の方が焦る番だった。
折角ふたりでこれから出掛けようという時に、彼女を責めるような真似をしてしまった。
会ったばかりなのに、ともすれば『もう帰る』と踵を返されてもおかしくない事を。
勝手な推測をして。
自分の中の醜い思いを、彼女にぶつけてしまっていた。
自己嫌悪に陥る。
「円城寺、ご飯食べに行こう?今日は円城寺が行きたがってた、新しくオープンしたハンバーガーショップに行くんだったろ?」
明るく声をかけるが-残念ながら、反応はない。
昴は根気強く、再度語る。
「きっと並んでるだろうし、早く行かないと。少し余裕を持って待ち合わせたけど、映画の時間に遅れたら大変だ」
「…」
「今日のお昼は、俺に奢らせてよ。円城寺が好きなもの、なんでも頼んでいいからさ」
-機嫌、直して?
祈るような気持ちでいれば、咲姫はゆっくりと顔を上げた。
それでも面を上げてくれない咲姫に、今度は昴の方が焦る番だった。
折角ふたりでこれから出掛けようという時に、彼女を責めるような真似をしてしまった。
会ったばかりなのに、ともすれば『もう帰る』と踵を返されてもおかしくない事を。
勝手な推測をして。
自分の中の醜い思いを、彼女にぶつけてしまっていた。
自己嫌悪に陥る。
「円城寺、ご飯食べに行こう?今日は円城寺が行きたがってた、新しくオープンしたハンバーガーショップに行くんだったろ?」
明るく声をかけるが-残念ながら、反応はない。
昴は根気強く、再度語る。
「きっと並んでるだろうし、早く行かないと。少し余裕を持って待ち合わせたけど、映画の時間に遅れたら大変だ」
「…」
「今日のお昼は、俺に奢らせてよ。円城寺が好きなもの、なんでも頼んでいいからさ」
-機嫌、直して?
祈るような気持ちでいれば、咲姫はゆっくりと顔を上げた。

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