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おじさまと咲姫
第41章 吃驚
結局のところ、彼は『嫌なひと』じゃない。
何かがあったとしても、最後はこうやって謝ってくる。
『思ってるようないい先輩じゃない』とは言うけれど、やっぱり『いいひと』に違いなかった。
そもそも今だって、許し難い何かをされたわけじゃなかった。
「…私も、先輩に向かって『意地悪』呼ばわりしちゃってごめんなさい」
「なんで円城寺が謝るの」
俯く咲姫に昴は苦笑いした。
「『意地悪』だったのは事実だ。ちゃんと自覚がある。詰られて当然の事をしたんだから、円城寺が謝る必要なんてこれっぽっちもない」
「…」
「いつもと違った雰囲気で、会った瞬間から『今日の円城寺すげぇ可愛いな』って思ったんだ。もしかして俺と会うからお洒落してきてくれたのかなって、内心嬉しかった。…でも実際はユウマさんに言われたからで。単なる自惚れだったんだなって、今度は滅茶苦茶落ち込んだ。けどそんな事、まさか口に出来なくて。自分の心の中だけに留めておくはずだった」
-自分で言っておきながら説得力がないけれど。
思いつつも、昴は付け足した。
何かがあったとしても、最後はこうやって謝ってくる。
『思ってるようないい先輩じゃない』とは言うけれど、やっぱり『いいひと』に違いなかった。
そもそも今だって、許し難い何かをされたわけじゃなかった。
「…私も、先輩に向かって『意地悪』呼ばわりしちゃってごめんなさい」
「なんで円城寺が謝るの」
俯く咲姫に昴は苦笑いした。
「『意地悪』だったのは事実だ。ちゃんと自覚がある。詰られて当然の事をしたんだから、円城寺が謝る必要なんてこれっぽっちもない」
「…」
「いつもと違った雰囲気で、会った瞬間から『今日の円城寺すげぇ可愛いな』って思ったんだ。もしかして俺と会うからお洒落してきてくれたのかなって、内心嬉しかった。…でも実際はユウマさんに言われたからで。単なる自惚れだったんだなって、今度は滅茶苦茶落ち込んだ。けどそんな事、まさか口に出来なくて。自分の心の中だけに留めておくはずだった」
-自分で言っておきながら説得力がないけれど。
思いつつも、昴は付け足した。

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