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おじさまと咲姫
第43章 最初
「それ、どーいう意味?」
鞄の中に適当に筆記用具を詰め込みながら、咲姫は瑠璃子に食ってかかる。
「別にー?まあ、あんた達ふたりが幸せならそれでいいわ。だから言ったでしょ『恋の痛手は恋で癒すのが一番』だって。ユウさんの代わりがすぐに見つかって、良かったじゃない。ずーっと初恋を引き摺ってたから、生まれて初めての彼氏でしょ。改めておめでとー」
乾いた拍手を数回して、瑠璃子は鞄を手に立ち上がった。
「いや、だから彼氏じゃないって。付き合ってないから」
教室のドアに向かう親友を、咲姫は急いで追いかける。
「は?キスまでしといて今更-」
-何言ってんの?
とんでも発言をする瑠璃子を、咲姫は慌てて制する。
「ちょっと!大学の中で変な事言わないでよっ」
「変な事って何よ?その日のうちに、速攻であんたがラインで報告してきたんじゃん。キスまで許しといて『付き合ってない』とか、先輩マジで泣くよ?」
「だから何度も言ってるじゃん。許すも何も、気付いたらもうされてて…!」
咲姫の叫び声は、呑み込まれた。
鞄の中に適当に筆記用具を詰め込みながら、咲姫は瑠璃子に食ってかかる。
「別にー?まあ、あんた達ふたりが幸せならそれでいいわ。だから言ったでしょ『恋の痛手は恋で癒すのが一番』だって。ユウさんの代わりがすぐに見つかって、良かったじゃない。ずーっと初恋を引き摺ってたから、生まれて初めての彼氏でしょ。改めておめでとー」
乾いた拍手を数回して、瑠璃子は鞄を手に立ち上がった。
「いや、だから彼氏じゃないって。付き合ってないから」
教室のドアに向かう親友を、咲姫は急いで追いかける。
「は?キスまでしといて今更-」
-何言ってんの?
とんでも発言をする瑠璃子を、咲姫は慌てて制する。
「ちょっと!大学の中で変な事言わないでよっ」
「変な事って何よ?その日のうちに、速攻であんたがラインで報告してきたんじゃん。キスまで許しといて『付き合ってない』とか、先輩マジで泣くよ?」
「だから何度も言ってるじゃん。許すも何も、気付いたらもうされてて…!」
咲姫の叫び声は、呑み込まれた。

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