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おじさまと咲姫
第43章 最初
大教室を出たところで、少し離れた廊下の壁際に佇んでいた彼が視界に入った。
その姿を認めるや否や、咲姫の顔は耳まで赤く変化する。
突然足を止めた咲姫を不審に思い、その目線を辿れば-正に今、話題に上がっていた人物。
瑠璃子は破顔して、大袈裟なくらい右手をぶんぶん振った。
「北城せんぱーい!こんなところでどうしたんですか?」
どうしたなどと訊くまでもないのだが-瑠璃子はそれも全て分かった上で声をかける。
「あ、もしかして、彼女待ち?」
動揺しまくりの咲姫など完全無視し、瑠璃子は昴に歩み寄った。
『彼女』の言葉に目の前の彼が狼狽える様子を、内心面白がりつつ。
瑠璃子はそれを悟られぬよう封印し、自分の後ろに立つ咲姫の背中を強引に前へ押してやる。
「ほら、咲姫。先輩一緒にお昼食べようって、講義が終わるのを待っててくれたんじゃないの?ふたりでカフェテリア行って来なよ」
「え、でも瑠璃…!」
いきなり昴の前に移動させられて、咲姫は戸惑うしかない。
背後の親友を振り返るが-当然の如く、聞く耳は持ってもらえなかった。
その姿を認めるや否や、咲姫の顔は耳まで赤く変化する。
突然足を止めた咲姫を不審に思い、その目線を辿れば-正に今、話題に上がっていた人物。
瑠璃子は破顔して、大袈裟なくらい右手をぶんぶん振った。
「北城せんぱーい!こんなところでどうしたんですか?」
どうしたなどと訊くまでもないのだが-瑠璃子はそれも全て分かった上で声をかける。
「あ、もしかして、彼女待ち?」
動揺しまくりの咲姫など完全無視し、瑠璃子は昴に歩み寄った。
『彼女』の言葉に目の前の彼が狼狽える様子を、内心面白がりつつ。
瑠璃子はそれを悟られぬよう封印し、自分の後ろに立つ咲姫の背中を強引に前へ押してやる。
「ほら、咲姫。先輩一緒にお昼食べようって、講義が終わるのを待っててくれたんじゃないの?ふたりでカフェテリア行って来なよ」
「え、でも瑠璃…!」
いきなり昴の前に移動させられて、咲姫は戸惑うしかない。
背後の親友を振り返るが-当然の如く、聞く耳は持ってもらえなかった。

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