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おじさまと咲姫
第43章 最初
「当たり前じゃないですかっ。もー、先輩の馬鹿っ」
相手が年上だという事も一時(いっとき)忘れ。
咲姫は感情の赴くままに叫んだ。
『馬鹿』などとこんな暴言、普段なら絶対吐かない。
彼に対して大きな怒りの感情すら、今まで殆ど持った事もないのに。
でも今回は別だった。
腹立たしさも当然あったが、その他の複雑な思いが絡み合い-自然、口から出てしまった。
呼吸も荒く言い捨てるが-しかし、昴は何も言わない。
いや-再度ひとこと『ごめん』が小さく発せられた。
言ったかと思えば、後はひたすら口を閉ざされる。
『話がしたい』のではなかったのか。
だからこうしてふたり、隣り合って座っているのではないか。
なのにだんまりを決め込むなんて。
これでは今までもやもや過ごしてきた日々と、全然変わらない。
暫く待ってはみたが-しかし何かを話してくれそうな気配は一向になく、咲姫は募るいらいらに堪え切れなくなる。
相手が年上だという事も一時(いっとき)忘れ。
咲姫は感情の赴くままに叫んだ。
『馬鹿』などとこんな暴言、普段なら絶対吐かない。
彼に対して大きな怒りの感情すら、今まで殆ど持った事もないのに。
でも今回は別だった。
腹立たしさも当然あったが、その他の複雑な思いが絡み合い-自然、口から出てしまった。
呼吸も荒く言い捨てるが-しかし、昴は何も言わない。
いや-再度ひとこと『ごめん』が小さく発せられた。
言ったかと思えば、後はひたすら口を閉ざされる。
『話がしたい』のではなかったのか。
だからこうしてふたり、隣り合って座っているのではないか。
なのにだんまりを決め込むなんて。
これでは今までもやもや過ごしてきた日々と、全然変わらない。
暫く待ってはみたが-しかし何かを話してくれそうな気配は一向になく、咲姫は募るいらいらに堪え切れなくなる。

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