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おじさまと咲姫
第10章 悠眞
大学生にもなれば、そういう知識のひとつやふたつぐらい勿論ある。
気分は良くないけど、男のひとはみんな見てるだろうって事。
だからユウだって、例外だとは決して思わないけど。
「悠聖も、そこら辺にいる男となんら変わんないんだよ。アダルトビデオも見れば、街を歩いてていい女と擦れ違えば、振り返りもする。いい年した独身の男なんだし、やる事だって当然やってる。お姫さまを助け出して他のものには目もくれず、一途に愛してくれる童話の中の王子さまとは違う」
「…それはっ」
「小学生のガキがそう思うのはともかくとして。まあ、女子大生にもなれば、言われるまでもなくとっくに気付いてはいるだろうけど」
「…」
「二十歳になった今でも、まさかあいつを『王子さま』だなんて思ってやしないだろ?」
悠眞が探るように訊いてくる。
咲姫は言葉に詰まる。
すぐに返さないと、彼を肯定している事になるのに-何も言えない。
気分は良くないけど、男のひとはみんな見てるだろうって事。
だからユウだって、例外だとは決して思わないけど。
「悠聖も、そこら辺にいる男となんら変わんないんだよ。アダルトビデオも見れば、街を歩いてていい女と擦れ違えば、振り返りもする。いい年した独身の男なんだし、やる事だって当然やってる。お姫さまを助け出して他のものには目もくれず、一途に愛してくれる童話の中の王子さまとは違う」
「…それはっ」
「小学生のガキがそう思うのはともかくとして。まあ、女子大生にもなれば、言われるまでもなくとっくに気付いてはいるだろうけど」
「…」
「二十歳になった今でも、まさかあいつを『王子さま』だなんて思ってやしないだろ?」
悠眞が探るように訊いてくる。
咲姫は言葉に詰まる。
すぐに返さないと、彼を肯定している事になるのに-何も言えない。

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