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おじさまと咲姫
第44章 彼氏
「先輩。ダージリンの方もとっても美味しいですよ」
もうひとつのフレーバーも勧められるままに、口に運ぶ。
「うん。どっちも凄く美味しい」
期待に満ちた瞳で待たれ、昴は求められてるだろう答えを発した。
咲姫は花が咲いたように笑い、再び自分のジェラートを食べ始めた。
そんな姿を微笑ましく思いつつ、昴は通路を挟んだ隣りのテーブルを一瞥する。
多分そう変わらない年齢のカップルが、正に自分達と同じような事をしていた。
互いのカップのジェラートを交換し合い-異なるのは、自分のスプーンをなんの躊躇いもなく相手の口元に差し出してる事。
『付き合ってる』に違いなく、素直に『羨ましい』と思ってしまう。
自分達は他人の目にはどう映っているのだろう。
『彼氏と彼女』-そう思ってくれる人がひとりくらい、いたりするだろうか?
「円城寺…今日は楽しかった?」
幸せそうにジェラートを頬張る咲姫に、極力重くない口調で問いかける。
「はい。とっても」
間を空けて、咲姫は頷いた。
もうひとつのフレーバーも勧められるままに、口に運ぶ。
「うん。どっちも凄く美味しい」
期待に満ちた瞳で待たれ、昴は求められてるだろう答えを発した。
咲姫は花が咲いたように笑い、再び自分のジェラートを食べ始めた。
そんな姿を微笑ましく思いつつ、昴は通路を挟んだ隣りのテーブルを一瞥する。
多分そう変わらない年齢のカップルが、正に自分達と同じような事をしていた。
互いのカップのジェラートを交換し合い-異なるのは、自分のスプーンをなんの躊躇いもなく相手の口元に差し出してる事。
『付き合ってる』に違いなく、素直に『羨ましい』と思ってしまう。
自分達は他人の目にはどう映っているのだろう。
『彼氏と彼女』-そう思ってくれる人がひとりくらい、いたりするだろうか?
「円城寺…今日は楽しかった?」
幸せそうにジェラートを頬張る咲姫に、極力重くない口調で問いかける。
「はい。とっても」
間を空けて、咲姫は頷いた。

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