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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う
初めて出会った18才の頃から、ぁたしは遠藤さんに子供と見られている節はある。
そりゃ、6才も年上だもん、子供と見られてもおかしくは無いけど…
いい加減、成人したのにな、それでも何となく子供扱いは変わらない‥らしい。
「気にしない…
スイーツ食べないかい?」
「・・・食べる!」
だって、朝から運転して、そのままセミナーだったから昼抜き…
流石にお腹は空いているんで、つい目の前の美味しそうなスイーツに手が伸びてしまう。
ぁたしのお腹、相変わらず現金・・・
「わー
これ美味しい!
甘味も控え目だし、食べやすいよ」
目の前の"普通"サイズのシュークリームをパクリ、遠藤さん選び上手い!
「それは良かった…
美紀はなかなかスイーツは食べないからね」
「だから、食べない訳じゃ無いのに?」
あまり食べないのは確かだけど、嫌いじゃ無いって‥前にも言ったのになぁ……
「聞いたけどね、やはりあまり食べている姿は見ない」
「んー
最近は食べる暇も無かったかなぁ?
殆ど研究室だし、良いとこアメリカンサイズのアイスコーヒーを持ち込むくらい…」
そう言って、もう一口…
一度食べると、止められ無いのがスイーツとも言う。
「・・忙しそうだ・・」
「ん・・
最近は普通に帰ってるよ?
単位習得と卒論までは、殆どMIT内の借り宿舎に泊まり込みしてた」
あのコンピューター学と経済学の論文は、卒論と認められて、今のぁたしは研究室で請け負ったのをこなしながら、時々論文とスピーチをする程度。
要するに、卒業待ち状態まで持ち込んでいる。
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