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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



もう1杯ウィスキーをグラスに注ぐ…
会長と違い、私はそこまで酒には強くは無い、精々付き合い程度。


それに、普段は仕事があるので、極力酒も煙草も控えている‥何時呼び出しがあっても良いように……



「・・・ふぅー」


時差のせいか、久々の酒のせいか酔いが早い…
今日は呼び出しは無いだろう、だから酒を飲んだのだが・・


ホテルに来る途中で買った煙草のパッケージを開け、1本取り出し火を点ける。



「・・・・・」


煙草など1日1本吸うかどうか…
仕事が終わり、しっかり着替えを済ませてから、風呂に入る前に吸う程度。


だから会長も、私が煙草を吸う事を知らない、知られないようにしている。



「・・・ふぅー・・・」


吐き出した煙をボーっと眺め、先程の続きの思いに耽る・・・




止めて、美紀様を脱出させ、後始末をして屋敷に戻って来たは良いが、会社と美紀様はなかなか戻らない。


その間に回収した物を整理していて、3つのカメラを前にして、手が止まってしまった。


これには、あの一部始終が撮されている…
美紀様の白く滑らかそうな肌も……



『・・・・・』


サイドボードに仕掛けていたカメラを手に取り、再生ボタンを押してしまう。



『早く…
その逞しいモノをぁたしに下さい…
早く犯してぇ…』


ゾクッとする…
丸見えの秘裂と誘う言葉に、私は確かに欲情した‥この言葉が私に向かってなら‥と・・


何度も同じ場所を再生‥リピートを繰り返し…
はっきりと分かる、私自身のモノが、欲情と欲望に硬くなっている事が………



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