この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?
後、変わったと言えば、車の時だけ屋敷の方から出るようにはなった。
正面ゲートは使わないけど、従業員用の裏口から…
紀永は気にしなくてもとは言うけど、私が気になる、だって一般車だし。
免許を取った時、紀永が好きな車を使って良いって言ったけと、勿論ぁたしは全力否定!
だって紀永の車って、BMWとかポルシェとか、初心者マークを貼り付けて乗れる車じゃないよ。
泣きの涙で普通の‥小型車に…
馴らすのに必死に運転して、この辺りの街だったら平気で走れるようにはなったと思う。
それなのに……
「米国って事は、国際免許だよね美紀?」
「うっ‥それは……」
「向こうも車社会だから、運転出来ないと辛いと思うが…」
「・・確かに……」
そろそろ、漸くって言っていい初心者マークが取れるって時に、今度は国際免許…
左右逆です米国は……
また初心者に戻るような感じだよぉー
でも、紀永の言う通り米国も車社会、国際免許は必須…
初心者抜けたら取りには行く予定。
そういう訳で、今も車の運転に馴れる為、時間が空けば必死に車ばかり。
だから屋敷の裏口からの出入りも多い…
小型車だから、普通に屋敷の使用人くらいには見えている‥筈。
「ああもう、また余計な事を……」
考えると止まらない悪い癖、紀永に言われて大分気付くようにはなった、だけど簡単には直らないよ。
それに、身に付いた庶民派感覚もそのまま…
こればかりは、長年染み付いた感覚だもん、どうしようも無いらしい、ぁたしもそろそろ諦め半分。
そう言う紀永だって、私生活は何処か庶民感覚じゃないの…
早乙女会長なのにね。
・