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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「・・普通にメールだった…
トラップも何も無い」


破天荒研究者って言うから、かなり警戒しちゃった…
でも、結果は普通のメール、仕掛けも無い。



「取り越し苦労だったね」


「一応…
丁度、あのプログラムの続きをやってたから、警戒しただけ」


「あれ?
やっていたんだ」


「うん、かなり弄ったけど…」


通常に戻して、紀永のプログラムを出した。



「一度、紀永の部分だけを残し全て消した…
今は、私がこっちに来てから考えたプログラムと同時進行してる」


「美紀が考えた?」


説明不足だよね…
でも、やっぱり紀永も興味あるんだ。



「コンピューター学の方で出した論文、あれは可能性として提出したけど、本当はもう殆ど出来上がってるの、だからそれを入れてみようかなって…」


「縮小と軽量化…」


「やっぱり知ってるんだ…
リチャード博士のところに居た時から考えた、これなら私でも出来るって……
でも、まだ何処にも出して無い、縮小と軽量化は良いけど、それを実行するプログラムが無かったから、だから紀永のに入れて見ようと思った」


「それは構わないんじゃないかな?
何度も言うが、それは使う気はない物たから」


「でも、ベースはKIEIプログラム…
外には出せないから私の自己満足」


KIEIプログラムを使っている限り、これは表に出す事は無い…
そして、ぁたしの構築したプログラムは、KIEIプログラムが無いと上手くいかない。


どの道、表には出す事は無いって事。



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