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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-
「美紀の分だけでも出せるだろう?」
「・・
無理、私のはKIEIプログラムが無いと、出した論文以上の結果は出ないの…
他のでも試したよ、でもこれ以上の成果は出た事が無い、KIEIプログラムだけが、私の作ったプログラムに適合する‥不思議だね」
何故か紀永のだけに適合出来る…
ぁたし自身も分からないけど。
「・・・
それは、このプログラムを隅から隅まで知っているからじゃないかな?
美紀には全て見せているからね、それにこのプログラムを世に出したいのなら構わないよ、技術契約したと言う事にしてしまえば良い」
紀永はこう言ってくれるけど、それじゃぁたしが納得出来ない。
「うんん…
ちゃんと、どのプログラムにでも合うように改良するつもり…
今より落ちるけど、妥協点はあるから」
「勿体ないと思わないのかい?」
「思わない…
やっぱりこれは紀永のだから、私は手伝っているだけだよ」
「・・・・・」
紀永‥何か考え込んでしまった…
だけど、ぁたしは間違っていないと思う、これはぁたしの力じゃ無いもの。
「・・・
少し見ても良いかい?」
「うん、電気点けるね」
椅子を紀永に譲って、ぁたしは戸口のスイッチに…
電気を点けてから、紀永の後ろに立って様子を見る事に‥やっぱり少し不安があるから。
「・・・・・」
相変わらず、紀永は見る速度が早い…
紀永のだけじゃ無く、ぁたしが作った方も見てる。
ぁたしは紀永が何か言い出すまで、黙っているしか無い。
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