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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「・・・
ほう‥これだから適合する訳だ…」


「どういう事??」


「おいで美紀」


「うん‥
って、きゃっ!」


いきなり捕まって、紀永の膝の上に横乗りにされてしまった。



「これが私の作った分」


「うん…」


「そして、これが美紀のだが、プログラムを組む時、私の分をかなりバラしてるね?」


「その方が効率が良いから…」


「それでも私のは私ので、美紀のは美紀ので別に動く、この基本だけ使えば、他のどのプログラムにも適合する」


「えっ!?」


基本と基本だけ??


「だから一度、そこで止めてしまえば良い…
後の分は別に考える」


「でも、それは基本だけだよね?」


「それだけで十分使えると思わないかい?」


基本システムだけ…
紀永のOSの基本と、ぁたしの縮小軽量化、合わせると、とんでもないコンパクト化が可能。



「確かに使えるけど、やっぱり紀永のだもん」


「いや、縮小軽量化は美紀の分だ…
私も縮小軽量化は試した事はあるが、実のところは全滅したんだよ」


「嘘っ紀永が!?」


まさか……



「本当、縮小軽量化は簡単な事じゃ無い、世界でも成功している例は、そこまで多くは無いし、このプログラムより落ちる」


「・・・・・」


「それでだ、このまま埋もれさせるのは流石に勿体ないからね、共同開発‥それで良いんじゃないかな??」


「共同開発・・・」


そんな事、考えもしなかった…
ただ、紀永の‥それしか思っていなかったもん。


「同じコンピューター学でも、私と美紀では得意分野が違うようだ…
試しに、私個人のサーバーで試してみよう」


「紀永の個人サーバー??」


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