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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?
「おかえりなさーい!」
「ゆ‥ゆーさん!?」
「合格おめでとう、みっきー」
「あ‥ありかとう」
まさか、屋敷に帰って来て、一番最初に出迎えてくれたのがゆーさんとは、ぁたしだってビックリしたよ。
ゆーさんとはすっかり仲良し…
ゆーさん…
新島結衣さん、この早乙女邸の専属シェフ。
有名な料亭で修行して、暖簾分けの話もあったのに、何故か早乙女邸で働きたいと紀永に直接直談判した、不思議な経歴の持ち主。
今では厨房の中でも中心的立場で、他の一流シェフと肩を並べる程。
拒食症だった、ぁたしの食事の管理をしてくれたのもゆーさんで、それ以来ずっとぁたしや紀永の食事担当。
早乙女邸は、秘書さん達や従業員さん達も沢山働いているから、厨房人数も多め…
紀永やぁたし達の他に、隣の建物の従業員さん達の料理も一手に作る。
屋敷内にちゃんと食堂スペースもあり、昼時は秘書さんも従業員さんも、そこで昼食を取っている。
勿論、味は一流…
そういうところに分け隔て無くが紀永の方針、隣の建物の個人スペースもしっかりしていて、早乙女邸の離職率は驚く程少ない。
「みっきー
今日はお祝い用に腕に寄りを賭けてるのよ…
何が出るかは‥お楽しみ」
「本当?
ちょっと嬉しいかな?」
実力試しの東大受験だったけど、合格はやっぱり嬉しいし…
ゆーさん何作る気なんだろうなぁ……
因みに、みっきーって、ゆーさんが呼びやすいからって、付けられた。
ぁたしも、ゆーさんって呼んでいるんだし、みっきーで良いよ…
流石に紀永の前じゃ言わないけどね。
ゆーさん的には、美紀様は言いにくいらしいから。
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