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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?
その後も屋敷内を歩く度に、秘書さんや従業員さん達から何度もおめでとうの言葉、どうやらぁたしの東大合格は屋敷中に広まっている‥みたい。
かなり嬉しいけど……
おめでとうと言われる度に挨拶して漸く3階、流石に此処は人気は無い、だって紀永とぁたしのプライベートスペースが殆どだから。
(・・どっちかな??)
もう夕方だから、紀永はこっちに戻って来ているとは思う…
でも私室?リビング?
どっちだろう??
少し考えて、ぁたしは私室の方を選択…
どちらかといったら、紀永は私室に居る事が多いもの。
"ガチャ…"
「・・・・・」
そっと‥紀永の私室を覗いて見ると…
やっぱり居た、選択に間違い無し!
「おかえり…
どうしたんだい?
そんなにコソッと……」
「いや‥その、なんとなく……」
紀永に会うのに、少しだけドキドキしてたなんて言えないよ・・
「・・合格おめでとう美紀」
「ありかとう…
東大受かっちゃった」
「当然の結果だね」
「ん--」
今度こそ、ちゃんと部屋の中に入って…
紀永の私服姿は相変わらずTシャツとジーンズ、これもすっかり馴染んだかも。
「初めから合格は固と言われていたようだし、私としては心配はしていなかったんだが…」
「それでも、受験番号見るまでドキドキしてたよ」
「くすっ…
美紀なら大丈夫……
おいで………」
その言葉に、ぁたしから紀永にバフっと抱き付く!
「東大は、まだ一歩だろう?」
「勿論、これからが勝負だもん」
「でも、今日のところは素直に合格を喜ぼう…
良いね美紀?」
「・・うん・・」
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