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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「それは……」


社会に出たら、こんな長い髪は邪魔になる…
紀永の言う通り、今日みたいに上げるのが一般的。



「逆に、私だけというのも‥良いかな?」


「・・紀永がそう言うなら・・・」


流した髪に触れていたと思ったらまたキス、今度は深く互いに舌を絡ませて…



「ん・・はぁん・・」


「はぁ‥半年近く美紀に触れられ無かったからね…
私の方が…止まらなくなりそうだよ……」


「私‥‥も・・・」


「良いんだね?
止まれない‥‥止める気も無いが・・・」


お互い、しっかりと見つめ合って、そのまま目を瞑れば紀永の唇が触れる‥それを夢中に追い掛けるぁたし…


もっとと紀永の舌にぁたしの舌を絡め、室内は静かに動く端末の起動音と、ぁたしと紀永がキスし合う水音だけ・・


くちゅっという水音を聞いただけで、ぁたしの身体は期待と欲で熱く……


紀永の前だと、やらしいぁたしを隠し切れない、もっと深く紀永が欲しいと思う欲望‥紀永の方も、そういう事は全く隠す事はしない。



「はぁはぁ……
このまま椅子で‥も捨てがたいが‥‥少し狭いかな?」


「うん‥って、またっ!」


軽く抱き上げられ、乗せられたのは、パソコンの隣のサイドボードの上・・


え?え??



「・・んっっ・・」


またキスされたまま、紀永の手がぁたしの服に伸びる…
スーツのボタンを開け、中のブラウスのボタンを器用に外し、ブラもズラされて、紀永の唇が剥き出しになった、ぁたしの胸をさ迷う。


こんな性急な紀永は初めて・・・



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