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第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-

紀永の方はそのままだけど、ぁたしはあの後ラフな格好に着替えて、またパソコンに…



「上手くいったようだよ」


「・・・
正常に動いてる」


紀永の隣でモニターを確認、ぁたしのプログラムを入れても全くの正常。



「一部に展開しただけだが、見てごらん…
殆どいっぱいだった容量が、３分の２程度まで落ちている」


確かにメモリーは、紀永の言う通りに空きの状態を示していて…



「これが美紀のプログラムの成せる技…
縮小化による効果だよ、私も此処まで空くとは予想していなかったが、思った以上の効果だ」


「これが私の…」


凄い、こんなに上手くいくなんて…
視点を変えて、基本と基本を組んだだけの物なのに……



「やはり勿体ない…
この感じなら直ぐ実用化出来る、まあ‥特許の関係もあるから、本格的な実用化は少し先になるがね」


「そっか…
共同にしちゃったら、紀永だけのじゃ無くなる、でもそれで良いの？」


「美紀なら構わない…
元々本社ＯＳ用に開発した物、それを外部に契約展開していただけ、そこに美紀が入っても問題は無いよ」


「そう……」


「でも、どうするかな？
特許関係は私がやるから問題無いが、美紀本名で登録する？」


「私？？」


紀永でさえミドルネームなのに、ぁたしが本名って不味いでしょう。


多分、早乙女の名を使いたく無かったと思う、紀永のミドルネーム。



「私もミドルネームの方が良いな」


「どんな？
私は簡単に付けてしまったがね」


KIEIにMIKIは似ていて変、だけどミドルネーム・・・


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