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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「MITとは別に何かを出すのなら、Witch of thefingertipの名で出せば良い…
何かは考えているんじゃないかい?」


「うーん…
紀永に隠し事出来ないし…
さっきのプログラムの簡素版‥どのプログラムにも合うように調整したのは、出そうかなって思ってはいたよ……
本当に調整中だけど」


一番に暇が無い、それが調整中の理由…



「簡素版か…
それでも、かなりの効果は見込めるのかな?」


「今程は…
今の半分強くらい、そこまで落とさないと他と合わないの‥と言ってもまだ試作段階で、暇が無いからテストも出来ない状態」


椅子に座る紀永の横で、床にペタンと座って状況説明。



「本当に忙しいみたいだね…
企業の方がそこまで?」


「それもあるけど、論文やらスピーチやら、やる事なら無数にあるよ…
今も論文2つ抱えてるし、今週と来週には小さいセミナーでスピーチも、期待が掛かる分来るのも多いし」


「思った以上…
これは本当に私より忙しそうだ、だが過ぎるのも…」


「今しか無いから…
MITに居る内に、少しでも実績作らないと……
それに、4年分を1年でやっている感じになるから、忙しいだけだよ」


今の内に1つでも多く…


それが社会に出てからの、ぁたしの実績になる、だから無理をしても全てこなしてる‥少しでも紀永に近付く為に必死で…



「・・・
美紀、無理と無謀は別物…
実績をという美紀の気持ちは分かるが、論文とかはMIT卒業後でも出す事は出来るし、周りの期待に応え過ぎていたら、美紀の方が潰れてしまう」


「それは‥そうだけど…」



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