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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「周りの期待は勝手なものだからね…
どんな状況かも分からずに次々と期待する、美紀が論文やスピーチを出せば出す程、周りはまだ出来るのではと期待し‥まあ悪循環だが……
少し、肩の力を抜いてごらん?
逆に見えなかったものが見える時もあるよ」


「・・・・・うん」


ぁたし‥気負い過ぎ?


こういう時の紀永は、一番的確な言葉をくれる…
だとしたら、ぁたしは少し過ぎていたのかも、肩の力を抜く‥少しだけ周りを見てみようかな??





とりあえず、プログラムの方は一段落…
何となく危ないから、プログラムはメモリーに移し保存、パソコンは待機モードに切り替え。



「そう言えば、紀永着替えは?」


「ん?
簡単な物は持って来ているよ、ただこれだから」


Yシャツのボタンを開けたままの姿で、困った顔で髪を触ってる。


どうやら紀永に取って、髪とスーツはセットになっているみたい。



「くすくす…
ゲストルームのシャワー空いてるよ?
勿論、ゆーさんが使っていない方ね」


先ず使わないけど、このコンドミニアムには、もう1部屋ゲストルームがある。


お客なんて来ないから、普段は開ける事もしないゲストルームだけど。



「じゃ、借りるかね」


「そうした方が良いよ」


紀永をゲストルームに押し込んで、ぁたしも軽くシャワー…
行為の後そのままだもん。



「いたた……」


シャワーで気付いたけど、踵の腫れ酷くなってる…
シャワーから出たら、もう一度湿布の張り直しだねこれは……


久しぶりの染みる感覚を我慢して、何とかシャワー…
2年前はよく気にしないで入っていれたね、ぁたしって……



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