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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



ぁたしと紀永の仲も相変わらず…
親子でありながら恋人、あの日からずっと・・


紀永が少し屈んで、おかえりとおめでとうのキス、軽くだから触れ合う唇が優しい。



「そう言えば、此処に上がって来る途中で、ゆーさんが何か腕に寄りを掛けてって言ってた」


「皆喜んでいたからね、厨房も慌ただしそうだったかな?
合格祝いに何か考えているんだろう」


「また、Xmasみたいになったりして……」

「さあ??」


こう‥紀永に抱き締められながら話すのは好き、温かい紀永を感じながら、他愛の無いお喋り。


でも、もう少しで紀永とも離れなければいけない、ぁたしは米国に行くんだ。



「Xmas凄かったもん…
リビングに大きなツリーを置いて、本格的なコースディナーだし」

「リビングにツリーは私も初めてだったよ?
元々、季節感が無い屋敷だったしね」

「そうなの??」


去年のXmas……


3階のリビングに、高い天井なのにスレスレの大型ツリー、従業員さん達がみんなで飾り付けをしてくれて、リビングはXmasムード一色。


その中で、やっぱり飾り付けしたダイニングでの紀永と2人きりのディナー。


本格的なフレンチに、ぁたしは一瞬テーブルマナーを試されているのかなとも思ったけど、気楽な紀永の言葉にディナーは楽しく進んで、本当に楽しかったと思う。


それに………



「美紀、ワイン飲めるかい?」

「え?
飲めるけど‥良いの?」


夜遊びもしなくなり、すっかりお酒を止めていたぁたし、ついでに未成年だし‥今更だけど……



「たまには良いんじゃないかな?
それとも、お酒は弱い??」

「普通‥だと思う」



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