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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
トースト・コーヒー・オムレツ・カリカリベーコン
サラダまで…
ぁたしが良い匂いと思ったのは、ベーコンを焼いていた匂いらしい。
だけど、此処まで作れるとは‥ぁたし完全に負けてるよ・・
「いただきまーす」
朝から意気消沈のぁたし、徐にオムレツを一口…
「美味しい……」
「あまり凝った物は作れないが、まあ‥この程度なら」
「この程度も作れない私って……」
トーストをガプリ…
焼き加減まで丁度良いし……
「ま‥まあ…
美紀の場合は必要無かったからだね…
私は18から1人暮らしだったから、必要に迫られて覚えただけ、それにしても良く覚えていたもんだ」
「最後に作ったのは?」
「何時だろう?
父が倒れたのをきっかけに、屋敷に戻ったから7~8年は前になるか…」
それだけ前で、これだけ作れるの??
ぁたし、やっぱり少しは覚えた方が良いのかな?
「料理かぁ…」
「ん??」
「少し、ゆーさんに習おうかな?
ご飯も炊けないじゃ、流石にお話にならないし…」
「くすっ…
そこから……」
あーあ、完全に笑われてるよ…
これは、思った以上にヘコむ、男の人より料理が駄目って傷付くわ。
「紀永って出来ない事無いのかな?
何でも器用にこなすし……」
「さあ…
1人が長いからね、ある程度は自分で出来てしまう…
出来ない事かあ……」
逆に、出来ない事を思い出すのに考えるって、どうやったら紀永みたいになれるんだろう??
「はぁーーー」
もう、朝から溜め息しか出て来ないよ…
別の意味で、紀永の凄さを見せ付けられた感じ。
公私何でも完璧だもん、どれだけ多趣味なんだか。
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