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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「全部別だね…」
「一々切り替えるのが面倒で、増える度に増設申請出していたら、こんな数に……」
「ぷっ…
まあ‥場所は喰うが、同時進行が出来るから、悪い訳では無いとは思うよ」
うっ…
笑われてるし……
だって、企業だけじゃ無く、論文やら実験やら‥本当に紀永の言う通り、同時進行が多くて、切り替えるのが面倒に…
で、増えた結果が、端末30台程が並ぶ、端末だらけの研究室。
「??
向こうに1台だけある端末は?」
「え?
ああ、たまにキャル‥友達が論文作成に使ってるの、一般だけどMIT内の記録は見れるよ」
そう、大人しい場所が苦手なキャルが、ぁたしの研究室に泣き付いて来た結果、キャル用に一般端末を1つ置く事になって、邪魔にならないよう部屋の隅に置いてある。
「パスワードは?」
「無い、図書部門から入れば、今までMIT内で発表された、論文や研究が殆ど見れるから」
「借りても良い?」
「今日は私は休みって言う事になっているから、友達は来ないし、好きなだけどうぞ」
紀永が隅の端末に向かっている間に、ぁたしは一応やっている実験の方に手を伸ばす。
(やっぱり、今日も失敗かぁ…)
他との適合性…
少しずつバランスを変えてやってるけど、なかなか上手くいくものじゃ無い。
止まった個所を記録して、また次‥微妙に調整をして実験再開。
最近これの繰り返し…
在学中に終わるかな??
請け負った分には手を出さず、途中の論文に…
一応、均等にコンピューター学、経済学と交互に出している、ただコンピューター学は、付随するプログラムが必要だから時間が掛かるのが難点。
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