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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
(紀永真剣……)
何を見ているかは、此処からじゃ分からない…
でも、スクロールさせるスピードが早い‥こういう時は真剣な証拠。
(うーん、どうしよう?
今論文をやっても、今日明日で終わる訳じゃ無いし…)
今回は経済学なんだけど、テーマがなかなか…
他と被る事無く、一般論文を作成するのは難しい、これが卒論だったら被っても良いんだけどね。
「・・・
面白いね…
他の分野も、たまに見ると為になる」
「何見てるの紀永??」
「工学系…
一見、全く別に見えるがね、こう他分野を見るのは、全く別の可能性を考えさせてくれる…
そればかりに集中する事無く、広く見るのも経営手腕の1つ」
「はあ・・・」
その考えは無かったわ…
やっぱり実質経営者になると、学生とは考え方が違う。
「だから言っただろう?
もう少し肩の力を抜いてと…
他に視野を広げるのも、後学の為にもなるし、自身の専攻の違う道を見付ける事がある時も‥可能性だかね」
「可能性・・・」
行き詰まっているなら、他を見てヒントを得ろって事かな?
ぁたしより人生経験と、経営経験が長い紀永…
学生の立場じゃ無く、社会の大人としての立場から見る発言も多々。
これが的確過ぎて、ぁたしがどれだけ頑張ろうと、今みたいにあっさりと遥か上を行ってしまう。
それは仕方ないよ、経験値が違い過ぎるから…
でも、紀永に追い付きたいという、ぁたしの心の方は心境複雑‥もしかしたら一生追い付けないかもって……
元々、経営手腕とプログラマーとしては、世界でも指折り数えられる紀永だもん、ぁたしが追い付こうと必死に頑張っても、何年掛かるか分からないくらい。
あ‥後ろ向きモードだぁたし……
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