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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「ああ!
やられたわ!!」
ボストン内のホテルの1室…
「どうかしましたか女史?」
呑気にコーヒーに、ブランデー入りの角砂糖を入れるオリバーと、タブレット端末をぶっ飛ばし、不機嫌のアンダーソン。
「ちょっと、悪戯しようとしただけよっ!」
「悪戯…」
「美紀の端末に、ウィルス入りのメールを入れたのよ」
「・・・・・」
それの、どこが悪戯やら・・・
「そうしたら、反撃されたわ!」
「ほお-
弾き返されましたか」
ヒョイとタブレット端末を見ると、黒画面に何やら文字らしいのが…
「完全にクラッシュしてるわよそれ」
「はぁー
女史が仕掛けたからでしょう、俺に八つ当たりは勘弁です」
コーヒーを置いて、サッサと退散した方が身の為、そう思い実行に移そうとしたら・・
「ちょっと!
どこ行く気よっ!!」
「どこって…
俺は別部屋に帰るだけなんですけど?」
「ただで帰すと思って?」
全く、この女史は…
やり方に手段は選ばないは、許可無く勧誘するは、後で始末書書くの俺なんですけど??
「軽い脅しが効かないんじゃ、本格的にしようかしら??」
また、ロクな事を考えて無いぞ、絶対に…
「捕まえて、強制的にサインさせなさい…
どうせ、こっちにも繋がりはあるんでしょうオリバー??」
「あー俺はMIT卒ですけど、そっちはあまり…」
「無い‥とは言わないのね??」
「はぁ・・・」
今度は脅迫の相棒か…
流石に、これは不味いぞ……
女史が言う以上、やらないと信用を失うが、一応連絡をして置いた方が良いだろう。
全く…
気は乗らないが、やらないと不振に思われる‥本当にこの女史は面倒くさい
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