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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「さっ、今日は本当に何も無いだろうから、寝てしまった方が良い…
明日からは普通だろう美紀は?」
「うん、普通だけど…
紀永と一緒に寝たい‥駄目??」
「構わないよ…
ただし、今日のところは寝るだけ‥ね……」
「分かってるもんっ」
美紀のおねだりに、多少私の男の部分が頭をもたげそうになったが…
今日は普通に眠った方が得策、明日から本当に何があるか分からない、少しでも美紀を休ませなければ……
「おやすみ…」
「おやすみ美紀……」
手を繋いで、私に少しだけ寄り添って美紀は眠る…
この無防備な寝顔‥美紀を愛しているだけに、こんな無防備な顔を見たら、私も幸せな気持ちになる。
その、幸せなぬくもりの中、私もウトウトと眠りに付いた・・・
やっと女史の攻撃から脱出し、別に取ってある俺の部屋に戻って来れた。
とは言っても、まだやる事はある…
女史の件とは別に…
「余計な仕事が増えるなあ‥女史の付き合いは……」
個人用のタブレット端末を立ち上げ、アクセスするのはある場所。
俺のIDとパスワードを入れて、見るのはMITの在学者名簿・・
「杉田と言う在学生は居ない?
どういう事だ、教職員でも無い??」
一般か?
だが、一般は入れない場所で、彼女も知り合いか彼氏‥そんな雰囲気だった。
「まあ…
入国関係を見れば…
それより彼女の個人データー」
方向性を変え、彼女のパーソナルデーターの方へ切り替え。
「・・っ!?
これは‥流石に不味くないか??
下手したら、国家間の争いに成りかねない…
本当に‥余計な仕事を増やしてくれるなぁ女史は……」
端末はひとまず置いて、慌てて電話。
「オリバー・スミスです…
緊急のお話が‥‥‥ええ、今のままで行けば、日本と不味い事に‥‥‥‥‥向こうが本気にならない事を祈るのみです」
俺‥絶対に貧乏クジだ・・
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