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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



「これ‥凄く美味しい……」


「そう?
私のお気に入り、毎年数本づつ個人輸入してるのだけど、飲む機会も無くだから随分溜まっているとは思う」


個人輸入って…
価格聞かない方が身の為のような……


こういう感覚は紀永とぁたしは別、無駄な事に投資する主義では無さそうだけど、趣味的感覚となると‥所有の車を見たら良く分かる。


ぁたしが馴れるってあるのかな?
馴れるのも怖いけど。


ツリーの照明と美味しいワイン、何時もと違って幻想的な雰囲気。


ついつい‥向かい合わせで座っていたのに、グラスを持って紀永の隣に…



「こういうのって綺麗で良いね…」

「そうだね…
気を利かしてくれた遠藤達に感謝‥かな?」


これ、遠藤さんが考えたんだ、なんか意外…
でも良いや、こうして紀永と2人っきりで、甘い雰囲気を楽しめるんだから。



「・・結構飲むね」


「お酒は嫌いじゃないよ?
潰れた事も無いし」


「もしかしたら、此処にも酒豪が居た訳だ」


「紀永より弱いと思うけど??」


「さあね??」


そう言って笑ってるし…
日本酒1升は試した事は無いよ、でも夜中ずっとお酒を飲み続けても、ほろ酔い程度だった。



「やっぱり似るのかね?」


「さあ??」


ぁたしと紀永は似てる、親子だもん似ていて当たり前なんだけど、こう‥主義主張というか考え方とかも、割と似たり寄ったり。


紀永と似ていて嫌とは思わない、逆に紀永に追い付きたい色々と。


大人の魅力っていうのかな?


ぁたしには絶対に足りないものだから、男女は関係無く、やっぱり紀永を見習いたい気持ちはある。



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