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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



今は少しだけ背伸びをして、紀永と同じところに立っているけれど、ぁたしはぁたし自身の力で紀永の隣に立つ。


その為の留学…
紀永と一緒だと、ぁたしはずっとこのままだと思うから。



「何を考えているんだい美紀?」


「何にも…
ただツリーが綺麗だなって……」


この時、ぁたしはまだ紀永に、留学の事は話していなかった。



「綺麗だね…
こんなXmasも良いかな?」


「うん……」


静かな空間に、2人だけで寄り添って…
見えるのはツリーの明かりだけ。


外に言えない、ぁたし達だけのXmasパーティー



「・・・美紀・・・」


「ん?
んん………」


あろうことか、紀永が飲んだワインを口移しで…



「・・はぁぁー」


「口移しだと、酔うって聞いた事があるけどね」


「そんなの迷信だよー」


「どうかな??」


そう言ってまた……



「ん・・・」


「はぁ‥んん・・・」


口移しの遊びが、何時の間にか本気のキスに変わっていく……


唇を合わせ舌を絡ませ…
ぁたしは夢中に、紀永の舌を追って……



「はぁ……
紀永‥お酒の味がする………」

「美紀もね・・・」


また舌先が触れ合って、続く紀永の奪うようなキス・・


口内全て蹂躙されているような‥舌から歯列をなぞり、また舌を絡ませ…
これだけでゾクッとする。



「あ・・・」


ゆっくりとローソファーに押し倒され、紀永の唇が耳元から首筋へと下がって行って、これだけでぁたしの身体は気持ち良いと訴え掛ける。


紀永のこういう優しい行為は好き、うんん‥紀永じゃないと、こんな優しくて気持ち良い快感はくれない。



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