この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
本当は分かってる…
紀永から貰った携帯のGPSの秘密。
だけど、言わない…
紀永が話さないって事は、ぁたしに見付かりたく無いんだろうから、だから沈黙。
(起こしたく無いし、ぁたしがゲストルームで良いかぁ…)
そっと部屋を抜け出して、リビングに薬とミネラルウォーターを置いてから、ゲストルームへ…
寝るだけなら、ゲストルームで十分…
そこまで、こだわりは無いしぁたし。
バフっとベッドに転がり、大きく背伸び…
流石に疲労感が・・
「明日‥どうするつもりなんだろう・・・」
紀永が、米国に居る内にって言った…
何か考えている‥絶対に、ぁたしすら驚く方法で…
「あし‥た・・・」
ベッドに入った事で、急に襲う疲労感と眠気…
そのまま‥着替える事も忘れ、ぁたしは眠りに落ちて行った・・・
「・・・ん」
日の光…
ふと、目を覚ましたが、隣に美紀は居ない・・
「・・・??」
痛み止めを頼んで、待っている内に眠ってしまったのか…
私とした事が‥緊張と大立ち回りなぞして、痛みより眠気が勝ってしまったようだ。
「美紀は??」
ベッドを使った形跡は無い、起き上がりリビングに行くと、置きっ放しの痛み止めとミネラルウォーター。
(気を‥使わせたかな?)
リビングにも居ないとなると、残るはゲストルーム…
そっと扉を開けると、着替えもせず、丸くなって眠る美紀の姿。
「・・・・・」
昨日、あんな事があったせいか、美紀の姿を見ただけでホッとする…
ほとほと、私は美紀に弱いらしい‥相変わらずだが。
手配に移動時間もある、まだ朝早いが、美紀を起こさねばならない。
そっとベッドに座り、左手で美紀の頬に触れる…
柔らかい頬に……
「・・・美紀……」
「・・んー」
優しく呼ぶと、ゆっくりだが目を開ける…
これはこれで可愛い。
・