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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「私がこの端末をタップすれば、契約は全て破棄され、NASAに提供したプログラムは全て消える…
それでもまだ言うか?
クロエ・アンダーソン」
「なっっ!?」
KIEIプログラムと、クラスター社の契約プログラムが消えたら…
NASAの機能全てが停止するのよ!?
「わ‥私は……」
私が日本人に詫びを入れろと!?
なんで世界一の大国米国人の私が!!
「さあ、どうする?
私はどちらでも構わんがね、違約金を支払う用意も出来ている…
私を本気で怒らせたのだ、その米国魂と一緒に心中するか、素直に非を認め折れるか、選択は2つに1つ‥どっちを取る、クロエ・アンダーソン?」
「早乙女氏!!」
「何か?
ウィル・マーティン主任??」
「今回の事は、全てこちらに非があるようだ…
アンダーソンには謝罪でも何でもさせる、だから思い止まって頂けないか?」
「私は、あなたに謝罪をして欲しくて、やっている訳では無い……」
今タップされたら、完全に国際問題だ…
貧乏クジの俺‥これで当たりが引けるか!?
「・・・
この件、俺に預けては貰えませんか?
クロエ・アンダーソンの処分に付いては、大好きな米国を出て行って貰う、国外退去処分でも何でもしましょう」
「オリバー!?」
「オリバー・スミス??」
俺は、何時もは隠し持っている"本当"の身分証を早乙女氏に提示する。
「ホワイトハウス特別監視官、オリバー・スミスの名に掛けて、クロエ・アンダーソンの更迭並びに、早乙女美紀様への無理な勧誘・誘拐、そして早乙女氏に対する暴力行為、この全てに置いて米国の国の元、謝罪すると誓いましょう」
「ホワイトハウスの職員だったのか……」
「ホワイトハウス並びにFBIです…
元々、言動素行に問題があったアンダーソンを、NASAで好きにさせる程、米国は大らかな国では無いですよ……
ですから監視の為に、MITコンピューター学課卒の俺が選ばれた、勿論アンダーソンに対する生奪与権込みで」
「・・なるほど…」
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