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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「外部スタッフ……」
美紀はこの提案に戸惑っているよう…
アンダーソンの事もあり、戸惑うのは良く分かる。
「強制はしません…
数ヶ月の試しでも構いません……
そして、お嬢さんがワシントンDCに来る事も極力避けるように手配しますし、なるべくMIT内で事足りる用に準備も……
それに、そろそろ企業が五月蠅いでしょうから、さり気なく排除の方向性で動きますよ?」
これはまた破格の待遇提示、さて‥美紀はどう取ったのか……
「・・それは、ホワイトハウス‥米国が直接と言う事ですか?」
「ええ…
初めから、外部スタッフとして計画されていました……
アンダーソンの事は予定外でしたが、様子を見て先ほどの条件で交渉‥俺では無く、本当にホワイトハウスの職員が直接だったんですが、俺が接触してしまったから、交渉役が俺に回って来た、とまぁこんな経緯ですよ」
なるほど…
オリバー・スミス、かなり尻拭いのタイプらしい‥色々な面に置いて……
「これって、受けても良いのかな?」
「ん?
結構良い条件だと私は思うがね??」
美紀が、敢えて日本語で私に話し掛けて来る…
オリバーやウィルの手前、日本語の方が相談しやすいと思ったのだろう。
「受けるのは、構わないのでは無いのかい?
数ヶ月の試しでも良いと言っているのだし、こまめに契約更新にすれば、好きな時に止められる…
それに、政府機関を見れる事はなかなか無い、美紀も興味あったのだろう?」
「あったよ…
うん、紀永の言う通り、数ヶ月単位で受けたいな」
「それは美紀の自由だよ…」
外来語は使わず、完全な日本語会話…
流石に、オリバーもウィルも日本語は知らないらしく、少々困り顔‥これもまた経営経済ならば一般的、美紀も良く心得ているようだ。
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