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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第8章 NASAの敏腕女史2-勧誘は危険と隣合わせ
「Witch of the fingertip…
確かお嬢さんの研究は縮小軽量化‥‥まさか!?」
「ほう、感が良い…
次のプログラムは、私と美紀双方の同意が必要となる、私はともかく美紀の同意は、なかなか取れんと思うがね」
「・・それ、言っちゃう……」
「相手は国家だ、その気になったら、特許内容だろうが何だろうから調べるだろう…
そういう無駄はしない主義だよ」
ホワイトハウスやFBIが絡んでいるのだ、幾らミドルネーム登録でも、私と美紀に行き着くだろうから、隠しても無駄な事。
「はぁー
お嬢さん、このお父さんに使用契約下さいって言って貰えませんかね?
ああ‥お嬢さんにもでした…
と、言っても、どんなプログラム内容かすら知りませんが……」
「お父さん・・・」
言われ馴れない言葉に、美紀の方が固まっている、確かに"お父さん"は言われた事は無かったな。
「・・・
俺‥変な事言いました??
失礼な事を言ったのであれば、謝罪しますっ!
もう、早乙女氏とのバトルは勘弁ですよ俺は!?」
「すくっ……」
「・・ぷっ・・」
不謹慎ながら、つい笑いが…
美紀も、堪え切れ無かったよう……
「・・いや‥お父さんは初めて言われたと……」
「??」
「調べられれば、直ぐ分かる事だが、美紀が早乙女の方に籍を移したのは、約1年間の話…
実際に、一緒に住んだのは2年弱しか無く、既に成人近い娘や周りの人間に、"お父さん"とは呼ばれた事は無かったと言ったところか……」
「それは…
意外にご苦労されてるようで…
俺自身は、詳細まで調べるつもりは全く無かったんですんで、てっきり子供の頃から、鋭才教育を受けていたお嬢さんだとばかり・・」
この程度の誤解は仕方ないだろう…
だが、父親とは思え"お父さん"‥そういう感覚はあまり無かったが。
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