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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-



結果的にギリギリ間に合ったよ、後10分遅かったら危なかったけど。



「・・で……」


今見ているのは、MIT内全ての講義日程表…
言われた通り、もう少し他分野に目を向けようと、入れそうな講義を探している訳。



「んー
論文は止めても良いけど、企業の方かぁ…
残り4つ??」


何故か、今日プログラムの受け取りに来た企業は、次を入れずに帰ってしまった。


ぁたし的には都合が良いけど、なんか変な感じ…
あれだけ強く、断れ無いくらい押して来ていたのに、あっさりだもん。



「・・今行けそうなのは、経営学と建築工学だけ‥それでも良いや」


これ、やりながらだもん、空き時間がね‥なかなか……



「あ!
そうだ……」


何時ものテスト…
結果は‥やっぱり止まってる、今日もやり直し。



「でも、どうして私のだけになると適合しないんだろ??」


紀永と一緒だと、あれだけの適合率を見せたのに、ぁたし1人だとこんな感じが、ずっと続いてる。



「・・もう少し落として、汎用性を上げる?
だけど、これ以上落としても……」


既存にある、縮小軽量化と同程度になってしまう…
それじゃ意味が無い。



「はぁー
汎用性・・・」


今、一番の課題はこれ、適合と汎用性…
少しずつ変えてテストをしてるよ、でも答えが見付からない。


テストの回数で言えば、もう1000回以上…
研究室を貰う前からやっていたから、こんな回数に……



「どうして出来ないかな??」


KIEIプログラムでは、あんなに上手くいったのに、あっちに何かヒントが??



「うーん・・・」



『・・・
それは、このプログラムを隅から隅まで知っているからじゃないかな?』



「・・・・・・」


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