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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-
元々の才能はあったと言っていたが、だった2年で国内でも最高学府の、MIT20才の秀才になれるのだろうか?
いや、実際になっているんだ、その努力たるや…
早乙女邸で、一体どういう教育をしたんだ?
「どうしたら、そんな秀才っぷりを発揮出来るんですかね?
朝から晩まで机の前だったとか??」
「政経学の家庭教師は、毎日昼近くから夕方までだったけど、コンピューター学は貰った大量の参考書と、紀‥KIEIの教え…
元々、プログラムとかが好きで、割と子供の頃から独学で組んでたよ、でもああまで本格的なのは、KIEIが勉強したっていう参考書からかな?
もう、参考書が真っ黒になってるくらい書き込みだらけだったけどね」
「あの早乙女氏が勉強した参考書か…
そりゃ凄そうだなぁ」
S級プログラマーが学んだ参考書だぞ?
専門と言うより実用系だろう…
更に本人からの教え‥そんなので勉強したら、大学クラスなんか簡単に超えるだろうさ。
「うん、凄かった…
的確な場所に的確な書き込みだもん、分かりやすいし、それにクラスター社のOSメンテも手伝っていたよ、だから普通よりは実践的……
私が、KIEIプログラムに強いのは、社内OSまでに発展させた物に関わっていたせい‥殆ど全てのプログラムが分かるくらい、メンテやチェックテストに付き合っていた、だから相性が良いのよ」
「それで、共同開発になった訳か…」
実践的と言うより、完全に実践…
社内OS全て‥結構スパルタだな、早乙女氏も……
甘いと思っていたが、そういうところは普通より厳しかった訳だ‥ついでに見抜く目も確か。
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