この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-



「・・・
あれ?
オリバーさん、シャワーじゃ‥あっ髪は濡れてる・・」


「??
何か変??」


俺‥なんかドジった!?


ちゃんとシャワーは浴びたんだが??



「いえ…
ただ、シャワーの筈なのに、ちゃんとスーツを着ているから」


「・・!
ああー!!
仕事の癖だなぁ…
スーツ姿が基本だからつい」


「なるほど……」


俺自身、馴れと癖で普通と思っていたが、こう見たら変か…
仕事上、スーツのジャケットを脱ぐ事は殆ど無い、勿論意味はある。


それにしても、なるほどと言った後、彼女は何も話さない…
それに、電話での嬉しそうな声が別人と思える程の沈んだ顔‥シャワーの間になにかあったか??



「・・どうかしたんですか、美紀さん??」


「えっ!?」


「随分浮かない顔をしている」


「えっ…
あっ‥‥‥うん・・」


少しばかり驚いた顔をして、何かに気付いたように、自分で納得してしまった。


もしかして‥無意識??



「・・少しだけ‥‥ホームシックかな?
日本に電話していたから」


「早乙女氏?」


「うん…
たまに日本語で話したら、やっぱり……」


そりゃ、彼女の母国語は日本語だ…
幾ら英語が達者とは言え、日本語で話せば里心くらい出るのは当たり前‥遠過ぎる日本に……



「誰でもホームシックはあるんじゃないかなぁ…
美紀さんの場合留学なんだし、日本が恋しくても不思議じゃあ無い」


「そうかな?
‥‥‥うん‥そうかも」


「全く環境が違うと思いますしね…
里心や人恋しいって感覚は、普通だと俺は思う‥それは、日本人も米国人も変わらない」


「うん‥みんな同じ人間だよ……」


今度は、日本を思ったのか寂しそうな顔…
こういうところは、20才の普通の大学生だと思うぞ俺は……


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ