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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-



そう‥仕事のラインを超えている…


俺の仕事は、Witch of the fingertipとしての美紀さんのボディーガードで、雑務やこんなホテルまで付き合えとは指示されていない。


あくまでも、ホワイトハウス内プラス、ボストンMIT内とその周辺、後は他のボディーガードが美紀さんに付く。


俺お得意のお節介と言うか、心配の延長線…
どうしても、美紀さんを放っておけない俺の心。


どう言って良いのか、形容しがたいんだが…
美紀さんを1人にさせたく無いし、少しでも仕事を減らしてやりたい。


その為に、普通次官が付くのを蹴っ飛ばし、俺が雑務全般を引き受け、専属ボディーガードの権限を最大限に使い、こうして他の連中を引かせて、ホワイトハウスの外でも、雑務とボディーガードをしてたりするのだが…


俺自身、時々解らなくなる時がある…
どうしたいんだ俺‥と……



「・・疲れません?
ずっとこんな体勢で…
オリバーさん大変でしょう??」


「ぜーんぜん…
そもそも鍛え方が違いますって、朝までこうしていても平気ですよ俺は……」


「朝まで……
でも‥その・・・」


「???」


何か言い淀んでいるような??



「えっと…
その‥‥辛く無いのかなって………」


「へっ!?」


辛い?
何が??



「・・・
オリバーさん…
はっきり言わないと分かりませんか?」


「えーと・・・?」


俺‥何かしたか??



「・・・
私の背中に‥‥その‥当たってるんですけど……」


「ん?
・・・あっっ!?」


俺とした事が…
少々、考え事をしている内に‥その‥‥欲情したようで……
俺、一生の不覚‥しかも女性にはっきり言わせるなど・・・


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