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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-



・・・・・


無い事に夢を見る・・・・・・・




「あっ! やぁぁ‥それ深いっ!!」


「そう?
もっと‥もっと俺を見て‥俺を感じて‥‥‥美紀さんっ!!」


裸の俺の下で、潤んだ瞳で喘いでいるのは・・・・・美紀さん・・・


俺‥美紀さんと繋がっている…
その小さな秘裂に、俺のモノを深く挿入して……



「あぁっ! それぇっ!!」


日本語で喘ぐ声は、なんて魅惑的でやらしく聞こえるのだろう?


もっと鳴かしたい…
鳴かして、甘い声を聞きたい。



「んっっ あぁぁんっ!!」


グッと、また深く突いたら、ビクッと身体をしならせ、快感に声を上げ…


もっと俺を感じて?


俺も、もっと美紀さんを感じたい……


キツく俺のモノ全てに絡み付くような胎内も、耳に聞こえが良い甘い喘ぎ声も、その大人びたように潤んだ黒い瞳も全て…



「もっと俺を見て…
俺を感じて……
他の男なんか見えないくらい、俺を‥‥‥愛して‥美紀さん」


「はぁぁ! オリバー‥‥さん‥‥」


繋がりながら、狂おしい程にキスを繰り返す…
彼女に全てを刻み込むように‥俺だけを見て、俺だけを感じて、俺だけを愛して??


俺も、美紀さんに全てを捧げるから・・・・・・・





「・・・っっ!?!?」


あ‥あまりにもの夢に、一気に目が覚めた…
仮眠が悪かった、眠りが浅いから夢を……



(・・不味いな・・俺・・・)


夢のせいで、俺が何故と思っていた部分が分かってしまった。


"愛おしい"


これが最大原因。


俺は‥美紀さんを愛おしいと思っている…
それはボディーガードとして、一番不味い事。


だから、気付かないようにと頭が働いたんだ…
守りたいと思った時点で、とっくに気付いていた筈なのに、俺は否定したかった。


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