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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第9章 Witch of the fingertip-指先の魔女-
スーツを着替え、髪を上げナチュラルメイクをし、すっかり馴れてしまった大人の格好。
だったら、心も大人になろう?
鏡に映るぁたしを見て、気持ちを入れ直し…
大丈夫、今のぁたしなら大丈夫、何事も普通に対応出来る。
「・・・・・」
一度目を瞑り、ゆっくりと開けば…
ほら、ホワイトハウスに居る時のぁたし‥Witch of the fingertip……
ホテルから出るまで、ぁたしはもう昨日の事に触れる事無く…
オリバーさんも、一切昨日の事は語らない。
これが普通…
夜、何があったって、朝に‥仕事になれば普通対応、それが大人の世界‥いい加減馴れろぁたし!
そのまま、オリバーさんが運転する車に乗り空港…
オリバーさんは、今回はボストンまでは付いて来ない、だから別れて1人飛行機に乗りボストンへ……
その間、ずっと無言だったぁたし…
話す気にすらなれなかった。
ボストンに着いてからは、普段通り空港に止めているぁたしの車に乗ってペントハウス。
着替えと、電話で話しをしたプログラムを日本‥紀永の個人サーバーに流す為に帰宅。
「??
ゆーさん買い物かな?」
最近、ペントハウスに人が来るようになり、ゆーさんの買い出しも倍増…
逆に、ボディーガードに荷物持ちさせているとか。
それは良いんだけど……
「待っても、何時になるやら分からない…」
ともかく、着替えて目的だけ済まさないと…
何となく気分で、Tシャツとジーンズ、ちょっとだけ紀永とお揃いの気分になれるから・・
そのまま椅子に座り、アクセスするのは早乙女邸…
すっかり馴れたパスワードを入力し、空き部分に固定してプログラムを流し始めた。
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