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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?
ぁたしはアドバイザーであって、完全な答えをあげる訳にはいかない、他国の大使なら尚更。
だからこうして、答えの方向にアドバイスするだけ、これも結構大変だけど…
「良いところに目を付けますね、小さな魔女さんは…
確かにトウモロコシの日本への輸出は、年々上がっています‥新たな協定を結ぶなら此処か……」
「くすっ…
しかし、在米大使が輸出産業ですか?」
「最近は何でも屋ですよ…
大使だからと、胡座を掻いていれは良い世代では無い」
「・・確かに…
どの国も必死ですから」
あまり良い話は聞かない世界情勢…
今じゃ大使だって、商品の売り込みもしてたりする‥輸出輸入関係だけど……
「それで、日本から欲しいのは何でしょう?」
「技術力ですよ…
日本の技術水準は高い、特にIT産業とか……」
「そちらでしたか…」
全般的に、日本の技術水準は他国より高い…
これはもう、お約束みたいな話。
この辺りで話は一段落と、紅茶が入っているカップに手を掛ける。
「そう言えば…
余談になりますが知っていますか?
IT産業と言えば、来月クラスター社が、催し物‥確か誰かの御披露目パーティーとかで、我が国の客船を1つ借りた事を……」
「・・・・・」
ぐっっ!?
お‥思わず紅茶を吹き出しそうに!!
・・・寸前で止めたけど…
「ク‥クラスター社ですか?
また随分思い切っていますね」
はっきり言って、聞いて無いし……
「えーー」
トーマ大使が、タブレット端末を出して、何かを検索中。
「・・・
借りたのは、早乙女朔夜氏…
クラスター社の社長、理由としては、会長のお嬢さんの御披露目パーティーとか」
「・・・・・マジか…」
不味い、思わず日本語で!?
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