この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?
しかも、こういう場所で言ってはいけないような言葉使い!
でも、トーマ大使もオリバーさんも、この日本語は分からなかったみたい。
ただ‥1人ゆーさんだけが、物陰で肩を震わせて笑っているけど・・・
「ただの御披露目パーティーに、随分力が入っていますね…」
「次期後継者候補のようですよ…
クラスター社は世界でも指折りのIT企業、それくらいやっても不思議では無いと思いますがね」
「まあ‥確かにそうですね」
もしかして、1日だけ我慢って、そういう意味が込められていたの!?
確かに朔夜叔父様がって‥言ってはいたけど、此処まで大掛かりな事になっていたなんて…
どうして何時も、一番肝心な話は最後に回すの紀永!!
「・・・・・はぁー」
トーマ大使が帰って‥向こうにもボディーガードが居るからと、オリバーさんは残ったけど、ぁたしは脱力感に大きな溜め息・・
「随分盛大な溜め息だな?
次期後継者候補さん?」
「からかっても、何にも出ませんっ!
私だって知らなかったんだから!!」
「でも、会長のって…
美紀さんの事だろう?」
「そうなんだけど…
本当に何にも聞いてないの…
私が聞いたのは、日本で御披露目までで、豪華客船とか付随する話は1つも‥でも、朔夜叔父様がって話はあった」
もしかして、あの頃から客船レンタルの話は決まっていた??
「朔夜叔父様?」
「えっと‥厳密に言えば大叔父様ってところ…
ただ本人が、朔夜叔父と呼べって‥私も一度しか会った事無い……」
「おいおい…」
紀永と一緒に外食をした時に一度だけ…
紀永は、朔夜叔父様を信用している言い方だった、でもどうしてこうなるのよ??
「もう‥ぁたしだって知らないって!
マジでバックレようかなっ!!」
あ‥‥今日二度目の日本語…
しかも、話し方が前に戻ってるし……
・