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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?
「・・埋まる程の紙の量って、どれくらいだ??」
「・・・山ほど……」
初めよりは、送信枚数は少なくなったよ…
でも、毎日の事だもん、枚数は日増しに増えていくばかり。
「一度はちゃんと‥とは思ってるけど、あの量を見ちゃうと‥ね」
「さっぱり話が見えんぞ俺は??」
あれ?
オリバーさんに言って無かった??
「ほら、Witch of the fingertipプログラムが公表されたでしょう?」
「おぅ!
魔女の最新版だろ?」
「それの使用許可が欲しい、国や企業のリストなんだけど、これが予想以上と言うか、見る気がしないくらい山ほどと言うか……」
「なるほど…
それが日本から送られて来る訳だ」
「毎日ね…」
残りの紅茶を飲み干して、ちょっと溜め息…
ぁたしはプログラムを完成させたかっただけで、使用契約とかには興味が無い。
紀永の方で、何とかするのかと思ったら甘かった…
重要な場所は、先に契約したけれど、話が広まれば広まる程、コンタクトを取って来る国や企業が増えて、今やあの感じ。
「どうせなら、がっつり稼いだらどうだ?」
「あまり興味が無いよ」
「ビジネスチャンスだと思わんのか??」
「んー
私は開発の方が好きだし、ビジネスって言われても、個人的に何かやりたい訳じゃ無いから」
「あくまでもクラスター社か…
苦労すんな早乙女氏も‥欲の無い後継者候補で……」
「欲の無いって…
それに、個人的と経営は別でしょう」
「だが、KIEIの個人資産は、かなりなものと聞くがなぁ…」
「確かあっちも、個人の方は屋敷の維持管理くらいだって聞いてる…
私生活の目立った物って、車くらいしか思い付かないよ私?」
「・・親子揃ってかっ!?」
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