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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?



揃ってって…
ぁたしと紀永じゃ年数が違うでしょう。



「どっちも学者肌…
本気展開したら、世界シェア1位確定だろうに…」


「向こうは経営者、私と一緒にされても…
それに、クラスター社は安定状態で、優良企業じゃトップだし……」


「ブラックとは縁遠い企業上位だったなぁ…
安定しているから出来る訳だ、うんうん」


向かい側‥つまり先ほどトーマ大使が座っていた場所に腰を下ろし、相変わらずのオーバーリアクション。


それに、企業事情にやたら詳しい…
オリバーさんって、どれくらい色々な場所に行ったんだろう?


多分それって、聞いちゃいけない事なんだよね、仕事だから。




「じゃ、魔女様の人気振りを見る事にするかぁ!」


「・・・へ??」


見る?
何を??


そう思ったら、あろうことか、オリバーさんが立ち上がり、ぁたしの部屋に!?



「えっ!
ちょっと駄目っっ!?」


「見なきゃ始まらんだろ?
雑務管理も俺の仕事」


「そうじゃ無くて!!」


女性的に、あの散乱状態の方が気になるの!!


慌てて追い掛けて、オリバーさんを止めるも、力では適わず…
結局のところ、腕を掴んだまま引きずられて、ぁたしの部屋の中。



「・・こりゃまた…」


「だからっ!!」


片付けられないとか言わないでよね!



「本当に凄い量だな…」


オリバーさんは、数枚拾って見物中…
ぁたしは‥もう諦めた、これじゃ何も言いようが無いよ。



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