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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?
「それだったら平仮名だけで良いだろ」
「と私に言われても…
全部纏めて日本語だもん、それが普通と思っているから」
「そりゃそうだ…」
日本語って、そこまで難しい?
米国みたいに、アルファベットのみだと、難しく感じるのかな??
「やれやれ…
かなりの量があったが、チェックがあったのは意外に少ない」
「みたい…
それも、KIEIが契約しているか、優良企業と言われている場所ばかり」
「しっかり見てるな」
仕分けをして見たら、チェックが入っていたのは、10分1にも満たない数…
紀永のお眼鏡も、相当厳しい。
「こういうのは、実質経営者には適わないよね…」
「早乙女氏だからなぁ…
判断基準なら、誰よりも厳しそうだ、良くNASAが先に契約を取れたな」
「それは初めの方に…
本人曰わく上客だって、今回はウィルさんが、直接契約交渉だったとか……」
「へー主任が…
あんまり表には出ない人なんだが…」
「あの一件以来、交流があるみたい…
私が知ってるのはこれくらいかな?」
どうやら、紀永の方がウィルさんの性格を気に入ったらしく、KIEIの名でやり取りしている‥らしい。
「真面目な人だぞ…
主任クラスじゃ、もったいないくらい、だが真面目過ぎて主任から上がれないとも言うか……
俺の配置変えという名目の方も主任の采配、長期出向中って事になっている」
「そう…
全てウィルさんが手配したんだ」
「そう言やぁ…
何時の間にウィルさんなんだ?」
「あれ?
NASAの仕事を回して来るのは、ウィルさんだよ、オリバーさん知らなかったの??」
「俺こっちで手一杯…
そうか、美紀さんの担当は主任がなったのか、あの人なら間違いは無いさ」
オリバーさんも、ウィルさんが好きなんだなーって思う…
人に好かれるって人徳だもん。
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