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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?



「良い人だよね、色々教えてくれるし丁寧だし…
あの件で会ったのに、交流があるのも分かるよ」


プログラムの関係から、結構やり取りしてるみたい…
ウィルさんはそのやり取りから、ぁたしに教えてくれてるみたいだけど、それは問わない。



「まあな…
ああ見えて、根は良いだしなぁ主任……
そう言えば、少し話は変わるが良いか?」


「うん、大丈夫だけど…」


纏めた紙の束を、一度窓際に置いて、オリバーさんの話を聞く為に振り返った。



「・・
これ、美紀さんから頼まれていたやつ……」


「あっ・・・」


そう、ぁたしは出来るならと、オリバーさんに頼み事をしていた。



「元々、日本のなんだってな、品名まで指定して来たから、少しだけ調べた…
だけど良いのか?」


「・・うん、言いたい事は分かってる…
でも、どうしても欲しかった‥向こうに頼むのもちょっと‥‥ね……」


「確かに頼みにくいなこれは…
美紀さん、ずっと使っているとか?」


「まさか…
今回だけだよ、そんなに使う物でもないでしょう?」


「まっ、それはそうだ」


オリバーさんがやっと、頼んだ物を渡してくれる…
あの答えで納得したのかは疑問。



「ありがとう…」


「具合が悪くなったら、直ぐに言うんだぞ?
それが渡す条件だっ!」


「多分大丈夫…
日本で一時期貰っていたから、体調変化は知ってるけど、ごく軽いものだから」


「一時期?」


「どうしても必要で…
半年くらいかな、でも体調不良って程酷くなる事は無かった」


そう、ぁたしは一度これを使っていた‥仕方無くだったけど……



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