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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第10章 久々の帰国は大騒ぎ?
「そろそろさ、美紀さんが米国に取って、どれだけ重要性が高いが理解しない?
国が重要人物と認める例は少ない、余程国に‥政府にその重要度を認められない限り…」
「大したことはしてないでしょう…」
「後々の可能性も考えての判断…
政治経済にしても、外交にしても、Little Witchの能力は全てSランク…
更にS級プログラマーWitch of the fingertipとしての類い希な能力……
米国としては、日本に戻られて繋がりが切れるより、重要人物として保護して、繋がりが切れない事を望んだ訳だなぁ…
ほい、書類一覧と外交特権用の米国からのパスポート」
「・・・・・なるほど…
逃がさないと言いたいのね米国は…」
渡された書類とパスポート、通常の物とは違う外交官用、しかも日本政府からの承諾のサインまで入ってる。
つまり、これを持っていれば、殆どの国をノーチェックで入れてしまう、いわば国からの免罪符的な役割…
勿論、日本国籍だから、日本のパスポートと併用だけど。
「そう取られるよな…
だが、2回目の契約更新辺りから話はあったんだ…
美紀さん自身の飛び抜けた能力、そして後ろにはKIEI並びにクラスター社、その更に後ろには日本政府……
こんな人物を、ただの外部スタッフという位置付けは不味いだろう、正式に国家が認める重要人物指定の方が良いんじゃないか‥上はかなり揉めていたんだよ、外務省と内務省で……
そこに、日本に一時帰国と聞いて慌てたのさ両省共、で正式決定になったって経緯」
Little WitchにWitch of the fingertip、KIEIにクラスター社、そして日本政府全てをひっくるめて…
何だか米国らしいと言うか……
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