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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様
「それは仕方無いかぁ…
パワーバランスってあるし、でもそんなに焦るように私を捕まえる必要って??」
「船が夕方出航…
それまでに美紀を連れて行かないと‥まあ私もだが・・・」
「・・へっ!?
夕方ー!?」
なんでそんな早く……
「こればかりは本当に叔父の手違い…
美紀が昨日の内に帰って来ると思っていたみたいでね、運航予定表を海運局に提出済みだから変更も効かない‥‥という訳で私が迎えに来る事になった」
手違い…
それで、こんな事に……
車だから、どんなに遅くても夕方迄には屋敷には着くよ、ただ客船が何処に停泊しているのかまでは、ぁたしは知らない。
「一度屋敷に??」
「時間的にギリギリだが、屋敷には行ける…
直ぐ遠藤を連れて船だろうけどね」
そうだよね、紀永私服だし遠藤さんが居ないと変だもの…
「もう1つ…
叔父主催という事で、予想以上に余計な客が来る、私が付いていてあげれれば一番なのだが、前に話したように2人揃えば余計に良い的だ」
「うん、それは聞いたよ」
「そこで、美紀のエスコート役に遠藤を付ける…
勿論、早乙女外戚として、その為に叔母‥遠藤の祖母恵美里叔母も呼んであるんだ」
「遠藤さん!?」
「一番適任だよ…
全てを理解した上でのエスコート役、遠藤自身も早乙女筋だとバレてしまうが、何時かはバレる事、なら美紀にくっ付けて置く方が何かと得策なんだ」
ぁたしと遠藤さん…
とってもデコボココンビ、だって遠藤さんはぁたしの事子供目線だもん。
「・・大丈夫かなぁ?」
「大丈夫、遠藤はあれでいて、表面上は早乙女筋には厳しい‥他にも厳しそうだかね」
紀永、確信的言い方…
信頼出来る遠藤さんだからなのか、それとも別の理由なのか‥‥ぁたしには判断が付きかねるけど……
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